碓井流活法を学んでいくと、自己修練法のひとつとして 「 呼吸法 」 を学びます。
これは気の項で述べた、電気から霊気へと高める方法です。 同化法でも述べましたが
施術者は常に高いエネルギー持つ必要があります。 呼吸法のやり方はこちら →「 陰息陽息呼吸 」
そこで出てくるのが 「 残気 」 の問題です。
残気とは、めいっぱい息を吐ききっても肺の中に残る空気のことで、生理学では残気量と
説明されています。肺という風船は完全に萎むと、もう一度膨らむことができないため
常に空気が残った状態になっています。
また、これは空気を楽に吸い込むために必要なものでもあります。
残気は、お母さんのお腹の中にいる時から、少しずつ赤ちゃんの肺に貯まるといわれています。
そのため、残気の中に含まれる成分によって引き起こされる病気もあると考えられています。
碓井流活法では、遺伝性・先天性の病気の原因になるととらえています。
その残気を出す 「 残気出し 」 といった技法があります。
肺の中に貯まってしまった、身体にとって良くないものを体外に出すことができます。
息を大きく吐かせたところから、さらに胸に圧迫をかけて 「 フッ、フッ 」 と残気を排出させる
ことができます。残気出しは呼吸がしにくいといった症状にも効果的です。
自分で残気を出すには、息を大きく吸い込んだらそこでがんばって息を止めます。
そうすると肺の中で吸った空気と混ざり、そこから少しずつ息を吐いていくと
わずかですが残気が出ていきますよ。