霊・心・身の定義

碓井流活法では、ヒトは神・心・身の3つの「シン」から成り立っていると考えています。
それらを細かく一つ一つ分析していくと・・・

 

神=霊 とは・・・ 神は以前、環境ととらえると書きました。

霊は煙的な存在 と捉えています。また、磁場やエネルギーのようなものとも考えられます。
とらえどころのないようなものですので、どういう観念をもって当たるかが重要ですね!

日本では、意外と生活の中にしみついています。
お墓に行くと、自然にお水やお線香をあげていますよね。 煙的な存在ですから上にのぼっていく
イメージなのでしょう。また、霊の世界は お礼の世界 であり

生きている人と同じように礼儀・礼法に則って対応しなければなりません。
さらに見返りを求めることもNGです。これも、お葬式でよく見受けられると思います。

 

心=精神 とは・・・ 常に動いているもの・動くもの と捉えています。
一つのことに集中しすぎてしまうと周りが良くみえなくなることはありませんか?
これしかないと思うと心に余裕がなくなり、選択肢がなくなり、ついには心を破壊して
うつ病になってしまうこともあります。ですから 心に常に揺らいでいても構わない のです。

その方が選択肢が多くなります。ただし、何を中心に物事を考えていくか?
不動心は持たなければなりません。これがないと落ち着かず、ずっと心が彷徨い続けます。

「 不動心を持って、動心で考える 」ことが重要。
ただし、考えが変わり不動心も変化して構いません。心は動かなければいけないものですから...

 

身=肉体 とは・・・ 心も霊もない状態で、純粋に肉体のみを考えると
筋肉や腱・靭帯などの軟部組織はミミズ、骨格は昆虫 のようだと捉えています。
ですから、身体の動きは虫の動きで調整していきます。軟部組織にはゆらす方法で施術すると
自然にゆるんできますし、骨格・関節運動も虫の動き、すなわち関節を極めた状態で力を入れる
導引術や、関節を密位から最密位にする骨格調整などを行います。

 

これらのように碓井流活法には何かにつけしっかりとした定義があり、それをもとに
技術が成り立っています。これらを一つ一つ理解し、自分の中に落とし込んでいく事で
技術は向上し、さらには普段の生活にまで活かされてくると思います。