相関関係 腰と上腕三頭筋

碓井流活法では 腰痛の原因のほとんどに「梨状筋」が関与する という考え方があり

それを解消していく方法が、碓井誠総導師が長年の臨床経験より編み出された組合せの妙
「 腰痛パターン 」です。 膝裏の硬縮取り、外腹斜筋の導引、梨状筋の導引の3手がメインと
なり、これらは 碓井流活法コース や 古式整体臨床レベル1 で、必ずお伝えしている内容です。

 

腰痛になる時は、重いものを持つ、身体をひねってものを移動する、急に後ろを振り向いた
靴下をはこうとした、朝顔を洗おうとした場合などがありますが

今回はそれとは別に、腰痛の原因が二の腕の裏側の「 上腕三頭筋 」にある場合を
述べていきたいと思います。 具体的には
洗濯物を物干しに干そうとした、高いものを取ろうとして手を伸ばしたなどでしょうか。どれも腰も動いていますが、腕も伸びていますね。

 

問診やカウンセリングでよく聴いて、腕を伸ばした格好から腰痛が起きている場合には
上腕三頭筋の影響を考えてみてください。触ってみると硬くなっていると思います。

碓井流活法では、腕をL字に曲げた状態で、空中に留めてもらい、下からこの三頭筋を叩く方法を用います。そうすると腰を触っていなくても不思議と腰が軽くなります。
このように、痛めている部位と一見関係の無いようなところに、原因が隠れていることも
経験的にあるので問診やカウンセリングは大切ですね