活法指圧研究会メンバーの助産師の高橋公代さん(たかはし助産院)から、産後のママさんへの施術で、乳腺炎や乳管の白斑(つまり)の方へ有効な手はありませんか?との質問がありました。そこで、公代さんに普段の乳房へのケアを専門家の観点かから分析してもらい、乳房とその反応が身体のどこに現れるかを検証してみました。
普段の乳房ケアで良くなると胃がグルグルと動いてくる感じがあるとの公代さんの助言もあり、まずは腋窩から恥骨に至るミルクライン上を探ってみました。このラインは東洋医学の胃経という経絡と近い感じでもあります。いくつか反応はありましたがそれほどでもなく、より強く反応が出るところをさらに探してみると・・・ありました!それは「恥骨筋」でした。
碓井流活法の恥骨筋の導引、恥骨筋に対する活法指圧ともに乳頭に響く感じがあり、施術すると乳房全体およびそのバストラインとでもいうのでしょうか?肩甲骨や背中も緩んでくる感じがでました。また一つ遠く離れた場所から応用できる技術がみつかりました。これで異性でも、直接乳房に触れることなく施術ができ、産後のママさんのお悩みに少しでもお役に立てる可能性がでてきました。今後、この「乳房と恥骨筋」の相関関係の症例は、助産師の公代さんが報告してくれることになっております、お楽しみに(^o^)/