頸肩の調整のあとに残るC7・上部胸椎あたりのつまり感に・・・
「胸頸部の導引」受け手に肘で踏ん張らせ、術者は肩甲骨を下から持ち上げ、頭でブリッジする格好になってもらう。後頭部に手をかけ軽く引き導引。
「C7土台の調整」頭に後ろに両手を組ませ、その前腕の輪っかに指先を引っ掛け固定する。受け手に肘を開かせ、さらに頭を後ろに頑張って倒させ、限界までいったらゆっくり力を抜いてもらう。
「C7の回転運動」受け手には一点を見つめてもらい、手をだらんと下げてもらう。両肩の丸みの下を軽く上に持ち上げ、そのまま肩を後ろに回す。目線は少し遠くを見るようにする。
「肩の牽引3手」①肩の牽引:肩の前後を両手ではさみ軽く持ち上げ、その位置にいてもらう。手のひらを小指ですくい上げ、手首に輪っかで引っ掛ける。そのまま真下に腕を引き下げ遊びをとったら、自分の重心を踵に移す。さらに引き下げ重さが出るように行い、ゆっくりと力を抜く。②鎖骨の牽引:受け手に腕を内巻きで身体の前にもってきてもらい、軽く前屈みになってもらう。C7でこらえてもらい①と同様に牽引。③後ろの牽引:腕を内巻きで身体の後ろにもってきてもらい①と同様に牽引。
「胸骨の透し」C7・上部胸椎の反対側から透す。
「始動支点の移動」患者さんに自宅でやってもらう。①指で壁を上る ②指を引っ掛けしゃがむ
背部・肩甲間部に・・・
「あおりの導引」肩甲間部のコリを探り、そこに中指で触れておく。肩をめくり、腕を外巻きにしながら大きくあおり、力はゆるめに導引。
「肋間神経痛の調整」仰向けで胸骨のキワの肋間を探り、受け手に痛い部位を反対側の中指で触れておいてもらう。腕を軽く持ち上げ、痛い部位の真裏あたりの背中に指を立てる。痛みが完全に消える位置・角度を見つけたら、そこでしばらく置いておく。何回か深呼吸させてもよい。
「うつ伏せの肋骨上げ」うつ伏せで背部のコリを探り、そこから下をたどるとコリが緩む位置がある。そこを斜め45°で押し上げ、さらに一押し。
「脳のマッサージ」背部のコリに手のひらを置き、耳の周りを小さく半円・大きく半円を描きながら髪に触れるか触れないでもむ。背部が反応する位置をみつけること。反対側の頭にも行う。
「固定と移動」背部のコリを母指で固定し、腕を回す。
「肋間の透し」背部の反対側から透す。
「ロープゆるめ」脊柱起立筋の内縁・外縁を反対側に寄せ、さらにその方向に何度が寄せる。皮膚だけをずらすように、一方向性に行うこと。背部の浅い部分が緩む。