「腕のねじり」腕の内旋・外旋の可動域を確認し、反対側の上腕・前腕を逆方向に肩に反射がせるようにねじり、さらに身体で一ひねり。
「肩の内・外旋の調整」内廻しで引っかかる場合:開く調整・・・引っかかる位置で前腕を外へ廻し、上腕を外に廻し固定。肘を最大屈曲したまま手首を外へ引き、さらに一引き。外廻しで引っかかる場合:閉める調整・・・引っかかる位置で手のひらを上に向け、小指の先端を胸骨に付け固定。肘先を手のひらで肩に向かって押し込み、さらにつめる。
「肩の牽引」①肩の牽引:肩を上に吊りその位置で止めてもらう。手首を背屈させ、その手首を輪っかで持ち下へ引く。釣り合う状態になったら、踵に重心を移しさらに重くなるように牽引する。②鎖骨の牽引:腕を内に廻しながら下に向けてもらい、軽くお辞儀させる。そこで頸椎7番でこらえてもらい、その手首を輪っかで持ち下へ引く。釣り合う状態になったら、踵に重心を移しさらに重くなるように牽引する。
「始動支点の移動」A.指の壁のぼり:腕を横に挙げられる所で、指先を壁に付け上に登らせ、上がれるところまで行ったら、腕はそのままで壁から一歩離れる。B.指固定のしゃがみ:腕を横に挙げられる所で、指先を壁に付けたまま行けるところまでしゃがみ、腕はそのままで壁から一歩離れ立ち上がる。
復習:「内転筋の導引」⇒ 導引ができない場合:「小円筋・大円筋の操法」
「大腰筋の導引」⇒ 導引ができない場合:「大腰筋の牽引」「鎖骨下筋のゆすり」
「中殿筋の導引」⇒ 導引ができない場合:「斜角筋(胸郭出口)の操法」